金木犀の香りで秋の訪れを感じる人は多いのではないでしょうか。
金木犀の香りってどことなく懐かしさを感じる香りで、老若男女問わず人気があります。
香りだけでなく、金木犀の花は小さなオレンジ色でかわいらしいですよね。
しかしそんなかわいらしい見た目とは裏腹に、「金木犀の花言葉は怖い…」と言われているのです。
どうやら金木犀の裏花言葉といわれる「かくりよ(隠世)」という言葉が原因のよう。
そこで今回は
- 金木犀の花言葉が怖いと言われる理由
- 金木犀の花言葉の由来
2つについて調べてまとめました。
金木犀の花言葉が怖いと言われる理由

金木犀の花言葉が怖いと言われる理由は「かくりよ」という言葉からきています。
「かくりよ」とは「隠世」と書き、死後の世界や神域のことを表します。
かわいらしい花からは想像もつかない花言葉で、私も最初聞いたときはびっくりしました^^;
なぜ「隠世」という花言葉がついたか、調べてみると…
- 金木犀の強い香りが邪気を払うとされ、昔からお寺や神社などに多く植えられてきたから
- 金木犀の香りが、死後の世界と繋がる香りと言い伝えられてきたから
どうやら金木犀の強い香りが「隠世」につながるようです。
確かに、遠いところからでもはっきりと「金木犀の香りだ!」と認識できる甘くて強い香りは浮世離れしているかもしれませんね。
「隠世」は金木犀の裏花言葉によるもの
「隠世」は金木犀の裏花言葉と呼ばれるものです。
普通の花言葉がポジティブなものがほとんどの中、裏花言葉は非常にネガティブで怖い意味をもつものが多いです。
例えばビタミンカラーの明るい花を咲かせるマリーゴールド。
マリーゴールドの花言葉は「勇者」「生命の輝き」「友情」など、明るい花の色によく合った言葉になっています。
しかし裏花言葉になると、一転して「嫉妬」「絶望」「悲しみ」とネガティブなものに。
なぜわざわざ裏花言葉を付けたのかは不明ですが、人間の性格も裏表があるように花も一筋縄ではいかないよ、ということでしょうか…。
金木犀の花言葉の由来

金木犀の花言葉は「隠世」だけではありません。
そのほかの金木犀の花言葉を集めました。
- 謙虚
- 気高い
- 真実
- 初恋
- 陶酔
それぞれの花言葉の由来を詳しく見ていきましょう。
謙虚
強くて印象的な香りとは裏腹に、小さくて控えめな花を咲かせることからこの花言葉がつきました。
香りの強さから大きな花びらを持つ花を想像してしまいますが、金木犀の花を初めて見た人からは「思っていた花と違った」という声もありますもんね。
気高い
雨上がりなど金木犀の花びらが地面に落ちて、一面オレンジ色になった様子を見たことがあると思います。
その様子が金色の絨毯を敷いてあるように見えることから、気高いという花言葉がつけられたと言われています。
ほかにも、金木犀の開花期間が1週間と短いことから「きれいに咲いて潔く散っていく姿」を気高い人と表しているとか。
真実
金木犀の強い香りは一度嗅いだら忘れることができません。
一度花が咲いたら遠く離れた場所まで香りが届くことから、隠れることも騙すこともできないという意味で真実という花言葉がついたと言われています。
初恋
甘くて華やかな香りから初恋という花言葉がつけられたと言われています。
下校時に匂った金木犀の甘い香りは、青春の思い出として残っている人も多いのではないでしょうか。
金木犀の香りがなぜか懐かしさを感じるのは「初恋」の花言葉のせいかもしれませんね。
陶酔
心酔するほどの甘くてうっとりする香りを持っていることから、陶酔という花言葉がつけられたと言われています。
花言葉を象徴するかのように、金木犀の原産地である中国には「桂花陳酒」という金木犀を使ったお酒があります。
白ワインに金木犀を3年間漬け込んだお酒で、世界三大美女の1人楊貴妃が好んで飲んでいたとか。
蓋を開けたとたん金木犀の香りが漂う様子が想像できますね。
昔の中国の女性は「桂花陳酒」をデートの前に口に含んでいたそうです。
すると女性が息をするたびに金木犀の甘い香りが漂い、その香りに相手の男性は陶酔してしまったとか。
香りは記憶に残りやすいとも言われているので、相手を恋に落とすには最適な方法だったことが分かります。
現代でもヘアオイルや香水などでも金木犀の香りが使われていたりします。
金木犀の香りに相手だけでなく、自分もうっとり陶酔してしまいそう…!
金木犀の花言葉って知ってる?あの香りに引っ張られて調べた話
金木犀の匂いって、毎年秋になると突然やってくるじゃないですか。
先日、近所をぶらぶら歩いていたらどこからともなくあの甘い香りがしてきて、思わず立ち止まりました。見回したら隣の家の庭に金木犀が咲いていて、小さいオレンジ色の花がびっしりついていました。
その瞬間ふと気になったんです。「金木犀って花言葉あるのかな」って。
桜とかバラとかひまわりの花言葉は何となく知っていても、金木犀の花言葉って意外と知らない人が多いと思います。私もその一人でした。気になったのでその場でスマホを取り出して調べ始めたんですが、思ったより深い意味があってちょっと驚きました。せっかくなのでまとめておきます。
金木犀の花言葉は何?
メインの花言葉は「謙虚」「謙遜」
金木犀の花言葉として一番よく出てくるのが「謙虚」と「謙遜」です。
最初に見たとき、正直「え、あんなに主張の強い香りなのに謙虚?」と思いました。金木犀って香りだけでいったらかなり存在感があるので、謙虚というイメージが全然結びつかなかったんです。
でも調べていくうちに、なんとなく納得できました。金木犀の花って、実はすごく小さいんですよね。あんなに強くて甘い香りを放っているのに、花自体は数ミリしかない小さな粒みたいな形で、近くで見てもびっくりするくらい地味です。香りだけが先に届いて、いざ花を見るとこんなに小さいのかと毎回思う。その対比から「謙虚」という言葉がついたんだろうなと、個人的には解釈しています。
「真実」「陶酔」という花言葉もある
謙虚以外にも「真実」や「陶酔」という花言葉もあるようです。
「陶酔」はすごくわかる気がします。あの香りって、嗅いでいるとなんだかぼーっとするような感覚があります。甘くてちょっと濃くて、気づいたら深呼吸してしまっている。あの感覚を一言で表すなら確かに陶酔かもしれません。
「真実」については最初よくわかりませんでした。でも、金木犀の香りって誤魔化しがきかないというか、咲いたら隠せないほど一帯に広がりますよね。どこにあっても存在がわかってしまう。その性質が「真実」に結びついているのかなと思いました。これは私の勝手な解釈ですが、なんかしっくりくるんですよね。
金木犀の花言葉の由来
名前の由来から考える
金木犀という名前は、幹の模様がサイの皮膚に似ているという説と、金色の小さな花をつける木という説があるようです。「金」という字が入っているのは、あのオレンジがかった黄色い花の色から来ているんだと思います。言われてみれば確かに金色っぽい。
花言葉の由来については、はっきりした文献があるわけじゃないみたいで、いろんな説が混在しています。植物の花言葉全般にそういうものが多いですが、誰かが決めたというよりも、長い時間をかけてそのイメージが定着していった感じのものが多いようです。
中国では縁起のいい植物だった
金木犀はもともと中国原産の植物で、日本には江戸時代に入ってきたと言われています。西洋ではそこまでメジャーじゃないので、西洋の花言葉辞典にはあまり登場しません。
中国では金木犀は縁起の良い植物として扱われていて、科挙に合格した人に金木犀の花が贈られる習慣があったという話を読みました。「真実」や誠実さのイメージはこのあたりから来ているのかもしれません。知らなかったので少し感動しました。
金木犀の香りと私の記憶
秋になると決まって思い出す場所がある
花言葉を調べているうちに、金木犀の香りを嗅ぐといつも同じ場所を思い出すことに気づきました。小学校の校庭の端に大きな金木犀の木があって、秋になると登校するたびにあの香りがしていたんです。
当時は特に何も思っていなかったんですが、大人になってから金木犀の匂いを嗅ぐたびに、なぜか小学校の朝の空気が頭の中に出てきます。冷たい朝の空気と甘い香りが混ざったあの感じ。なんか特別な記憶になっているみたいです。自分でも不思議だなと思います。
嗅覚って記憶と直結している
これはよく言われることですが、嗅覚は五感の中でも特に記憶と結びつきやすいらしいです。視覚や聴覚の情報は脳の中で一度処理されてから記憶に関わる部分に届くのに対して、嗅覚は直接そこにつながっているという話を何かで読んだことがあります。
金木犀の香りで突然昔の記憶が引っ張り出される感覚、あれはそういうことなんだと思いました。「陶酔」という花言葉も、ただ香りが強いというだけじゃなくて、こういう記憶や感情を揺さぶる力も含んでいるのかもしれないなと、勝手に思っています。
金木犀を誰かに贈るときの参考に
プレゼントとして使えるか
金木犀をそのまま切り花として贈るのは、花が小さくて扱いにくいこともあって一般的ではないみたいです。ただ、金木犀の香りを使ったアロマや香水、石鹸などは秋のギフトとしてよく見かけます。
花言葉が「謙虚」「真実」なので、誠実さを伝えたい相手へのプレゼントに添えるメッセージとして使うのはありだと思います。特に目上の人や、長く付き合いのある友人に「いつもありがとう」という気持ちを伝えるのにも合いそうです。
花言葉を知ってから香りの感じ方が変わった
これは完全に主観なんですが、花言葉を知ってから金木犀の香りを嗅いだとき、なんか印象が変わった気がしました。「謙虚」と知った上で見ると、あの小さな花がなんかけなげに見えてくるというか。
同じ香り、同じ花なのに、知識が入るだけで感じ方が変わるのって面白いなと思いました。
まとめ
| 花言葉 | イメージ |
|---|---|
| 謙虚・謙遜 | 小さな花なのに強い香りを放つ姿から |
| 真実 | 隠せないほど広がる香りの性質から |
| 陶酔 | 人を引き込む甘く強い香りから |
金木犀の花言葉、調べる前は正直そんなに深く考えたことがありませんでした。でも調べてみたら、あの小さな花とあの強烈な香りの組み合わせ自体が、花言葉の意味をそのまま体現しているような植物だなと思いました。
毎年秋になると当たり前のように香ってくる金木犀ですが、今年からはちょっと違う目で見られそうです。来年の秋も、きっとどこかで立ち止まると思います。